買いたい人向け

プロが教える!民泊物件の選び方と成功のコツ

はじめに

最近、民泊ビジネスがすごく注目されています。

旅行する人たちがホテル以外のユニークな宿泊先を探しているので、民泊は大きなビジネスチャンスなんです。
でも、成功するためには良い物件を見つけることがとても大事。
場所や建物の状態、法律の問題など、気をつけなきゃいけないポイントがたくさんあります。
初めて民泊物件を買おうとする人には、何をどうすればいいのか悩むことも多いでしょう。

この記事では、民泊物件を選ぶときに注意するべきポイントを、初心者でも分かるように説明します。
成功する民泊運営の第一歩として、ぜひ参考にしてください。

物件の選び方の基本ポイント

立地

観光地の近くかどうか

旅行者は観光地に近い場所を好みます。 観光スポットから歩いて行ける距離や、電車やバスですぐにアクセスできる場所は人気です。

交通の便の良さ

駅に近い場所もポイントです。 特に東京の場合は渋谷にアクセスしやすい場所は、外国人旅行者にとても喜ばれます。

周辺施設の充実度

コンビニ、スーパー、レストランが近くにあると、旅行者は便利です。 特に長期宿泊者にはスーパーが近くにあるのは重要なポイントです。

物件の状態

建物の状態

新しい物件やリノベーション済みの物件は、メンテナンスコストが低くなります。 建物が古い場合は、リノベーションが必要かどうかを確認しその費用も考慮することが重要です。 ただ建物が古い場合も工夫次第で人気の宿にすることは十分に可能です。

設備の充実度

Wi-Fi、エアコン、キッチン、洗濯機など、旅行者が求める基本的な設備が整っているかを確認しましょう。 また、快適なベッドや清潔なバスルームも重要です。 特にキッチンはホテルや旅館との一番の差別化ポイントになります。

法規制と許認可の確認

民泊事業に必要な許認可の取得手続き

2018年以降、民泊を始めるためには国に認めてもらわなくてはならなくなりました。 そしてそれには3種類の形があります。 ここではその3種類について説明していきます。

旅館業

まず一番シンプルなのが旅館業の許可を申請するやり方です。 この許可が認められるとあなたの物件が旅館業法という法律で宿泊施設と認められるため当然年間365日営業することができます。 ただ、この旅館業の許可申請をするには色々とハードルがあるのであなたの物件がそもそも申請すら受け付けてもらえない可能性もあります。

参考記事:【売りたい人必見】旅館業民泊の名義変更の手順

住宅宿泊事業(民泊新法)

続いて世間では民泊新法と呼ばれている住宅宿泊事業の届出をするというやり方です。 これは旅館業の許可申請に比べるとハードルは低いのですが届出が受理された場合でも営業できるのは最大で年間180日までとなります。

特区民泊

最後に特区民泊です。 こちらは政府が国家戦略特区として指定した地域で認定を受ければ民泊を運営できるというやり方です。基本的には年間365日運営することができます。 対象エリアは以下になります。 ・新潟県新潟市 ・千葉県千葉市 ・東京都大田区 ・福岡県北九州市 ・大阪府(堺市、東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、吹田市及び交野市を除く) このエリアに物件をお持ちであればこのやり方でやるのがオススメです。

比較表

見やすいように3つの比較表も載せておきます。

  旅館業 住宅宿泊事業 特区民泊
営業日数上限 なし 180日 なし
宿泊日数制限 なし なし 二泊三日以上
建物用途 ホテル・旅館 居宅、長屋、共同住宅 又は寄宿舎 居宅、長屋、共同住宅
住居専用地域での営業

地域ごとの特別な規制と条例

基本的には国の法律を守って手続きをすれば民泊を始めることは出来るのですが、たまにイジワルな自治体の地域がありさらに上乗せで規制をしています。

例えば東京都の台東区で住宅宿泊事業の届出をして運営をする場合、管理者が常駐していないと実質週末しか営業することができず、これだと国が決めている年間180日には遠く届きません。
また旅館業の場合は原則としてフロントが必要になりますが、タブレット端末などのICT設備を設置すれば多くの自治体で省略することができます。
ただ、そのためにはチェックインや鍵渡し、名簿の記入などに漏れがないよう、常にカメラで監視し、緊急時に駆けつけられる体制を整えておく必要があります。

駆けつけ要件は自治体によって違い、徒歩10分以内と厳しい自治体もあれば、移動手段問わず10分以内ならOKとする自治体もあります。
ちなみに先程例にあげた東京都の台東区は旅館業の場合必ず民泊施設内にスタッフが常駐しなければならないという上乗せ規制があります。

その他の地域でも上乗せの条例があるところがあるので、物件のある地域にはないかしっかり物件のある地域の自治体に確認しておくことをオススメします。

まとめ

民泊物件を選ぶのは、最初は難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば安心です。
旅行者にとって魅力的で快適な宿泊先を提供するためには、しっかりと準備をしておくことが重要です。

これから民泊事業を始めるにあたって、この記事が少しでも役に立つことを願っています。成功するための第一歩として、是非この記事を参考に物件選びに取り組んでください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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