民泊を買いたい人へ

私は社会に出てから約10年程建築や内装業界で経験を積み、2017年に起業しました。

そして実は社会人生活の間で2009年に一度派遣切りに遭ったことがありました。ご存知かもしれませんが当時リーマン・ショック後で派遣切りが大流行しており、その流行に私ももれなく乗ったということです。まともに就職もせずチャランポランに派遣社員として働いていたので自業自得なのですがまさに絶望です。

当時は社会が閉塞感に満ちており、世の中が本当に暗い雰囲気でした。「何をやってもどうせ上手くいかない。」私もそんな風に考えていました。本当に息苦しくてこの息苦しさからどうにか逃れたいと強く思っていたのを今でも覚えています。当然新しい職を探そうにも当時はもの凄い不景気でどこも求人を絞っており中々見つかりません。「こんな社会から距離を置いて全く違う価値観に触れたい!」そんな思いから「とりあえず旅でもしてみよう」と思い立ちました。

そこでバックパッカーの初心者コースと呼ばれる陸路でタイ→カンボジア→ベトナム→ラオスと周り最後またタイに戻るという約3ヶ月の旅を行う決心をしたのです。その中で色々なゲストハウスに泊まり、たくさんの人と仲良くなったり、その場で旅のルートを決めたりとても自由で楽しい旅でした。

そんな経験から帰国後も日本にも「ゲストハウスや自由な旅のかたちがもっとあれば良いのに」とずっと思っていました。 

そして2015年頃からAirbnbが話題になり、ゲストハウスも日本に増えてきた一方で空き家や空室問題も深刻化してきていることから確実に時代はゲストハウスや民泊を求めていると思い、自分の専門は建築や内装の設計施工になるので「宿を造る」事業で2017年6月に起業を決心しました。

ところが「時代が求めている」と思っていたのですが始めは全く上手く行きませんでした。

当時はヤミ民泊と呼ばれる宿泊施設が多くあり、それを取り締まる法律も十分に整備されていなかったため法律の壁をクリアしなくても簡単に宿泊業をすることができたからです。

起業してしばらくは中々集客も上手くいかず親切心でタダ働きをしたにも関わらずその後相手が音信不通になるなんてこともありました。

今思い返すと色々とやりようがあったと思うのですがその当時の私はとにかくガムシャラに動き回ることしかできませんでした。

そんな流れが変わったのが2018年の民泊新法と呼ばれる住宅宿泊事業法のスタートと旅館業法の改正でした。これにより宿泊業をするための法律が整備され簡単に民泊などを営業することができなくなったのです。

そこから徐々に工事や図面の作成、行政の対応などを頼んでもらえることが増えてきました。

そして2019年に空き家の活用を促進するために建築基準法が改正されて旅館業をとれる建物の幅が大きく広がったため”民泊に詳しい建築の専門家”として「山口さんみたいな人をずっと探していたんですよ!」と言ってもらうことが増え、自分の仕事に誇りを感じていました。

2020年には東京オリンピックがあり政府もインバウンド推進していくという方針を示していたためこれまでしてきた足場固めがいよいよ実を結びそうだなと思っていた、

そんなところで世界を襲ったのが新型コロナウイルスでした。

インバウンドは減少というより実質消滅し、東京オリンピックも中止になりました。
これを読んでいるあなたもご存知だと思いますが尋常ではない閉塞感が世の中を覆いました。

当然私の仕事もほとんどが吹き飛び、今度は閉塞感から逃れるために海外に行くこともできません。

そんなコロナ禍を何とか耐え抜いて民泊をやりたい人からの問い合わせが増えてきたのが2022年の秋頃です。
そんな光が差し込んできたのがキッカケで私も自分で民泊運営をやろうと決心しました。

そんな経験や知識をSNSで発信していたところ、ある日「この民泊事業をM&Aで買って始めようと思うんだけどチェックして欲しい」という相談がありました。

そしてその民泊施設の資料を確認し調べたところ、その民泊は全く法的基準を満たしていなかったのです。
そこで私は巷で出回っている民泊のM&A案件がいかに危ないものが多いかを知り、民泊M&Aサービスは私がやるべきサービスだと確信しました。
(詳しくは「ご安心いただける理由」を読んでみてください。)

これを読んでいるあなたが安心して民泊事業を始めるのにこのサイトが少しでもお役に立てればとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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